注文住宅で一戸建てを新築するときは、工務店と話し合える時間を確保しやすいのがメリットです。どのような不安や悩みでも、住まいに関することなら工務店に質問してみましょう。とくに二世帯同居を検討している夫婦は、二世帯住宅について相談すると良いでしょう。
二世帯住宅の施工実例が豊富な注文住宅の工務店は、定期メンテナンスを通して二世帯住宅ならではの長所と短所も把握しているからです。長所を活かし、短所を克服するように設計できるのも新築ならではの強みです。注文住宅を取り扱っている工務店は、土地にも精通しています。不動産物件としての土地にも精通している場合がありますので、土地探しから始めたい場合も相談しましょう。
二世帯住宅を検討していて、新しく土地探しから始めるときは、敷地面積が200平方メートル以上ある物件に注目しましょう。建ぺい率にもよりますが、敷地面積を300平方メートル前後で確保できると、快適な二世帯住宅を新築できます。200平方メートル以上あれば、創意工夫で延床面積以上の効果を得られる注文住宅を新築できます。二世帯同居は三世代同居になると推測した住まい設計が重要です。高齢者世代の両親にとっては、後も夫婦と孫との同居です。リビングと隣接して庭があると、両親が子育てにも協力しやすくなります。建物の延床面積は100平方メートル以上あったほうが、二世帯同居には向いています。延床面積は生活空間の床面積と理解しておくと良いでしょう。地下室や中二階構造は延床面積に含めないで済みますが、生活空間というよりも趣味のスペースや収納空間だからです。限られた敷地面積で、建ぺい率いっぱいの延床面積で設計された二世帯住宅でも、収納力は大きく確保できます。
土地探しのときは建ぺい率も把握するようにしましょう。広い土地であっても、住宅を新築できない土地もあります。農地や林野は、許可を得る必要がありますし、転用届けの提出など手続きに時間がかかります。古屋つきの土地や、築年数の古い一戸建ての残っている土地は、立替が可能な土地かを確認しましょう。不動産物件の中には、現状の古屋や建物ができても、建て替えが許可されていない場合もあります。土地探しは面積だけでなく、用途にも配慮が必要です。地目と用途を把握するように心がけていれば問題ありませんし、工務店が紹介する土地ならば基本的に建築が可能なので安心です。注文住宅の工務店に土地探しをしてもらうと、住宅の建築が可能で広い土地を確保しやすくなります。