火災保険料が安くなる省令準耐火のメリット・デメリット

注文住宅を建てるときに利用するのが、銀行や信用金庫などで提供している住宅ローンです。住宅ローンにもさまざまな種類がありますが、共通して、新築する注文住宅には火災保険をかけるようにという条件が設定されることが多いといえます。この火災保険については、返済が満了するまではかけつづけなければならないというのが基本ですので、その期間をすべて合算すると、相当な高額の保険料を負担しなければならないということになってしまいます。そこで、省令準耐火建築とよばれるもので注文住宅を新築するのが効果的であるといえます。省令準耐火建築にした場合には、住宅ローンとあわせてかける火災保険の保険料が、通常5割、最大で6割ほど安くなるといったメリットがあります。反対に、省令準耐火建築としたことによって、火災保険の減額分のメリットよりも、建築費用の増加といったデメリットのほうが上回ってしまうのであれば得策とはいえませんので、よくシミュレーションをしてみることが大切といえます。

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