二世帯住宅で気をつけたいこと

子どもが結婚しても、老化や介護などのことを考えると今後が心配、だけど義理の親子間でいさかいは起こしたくない、ということで二世帯住宅を新築しようと考えるケースも多いでしょう。ですが、これだけは気をつけたいことがあります。親世帯と子世帯が壁を隔て、別々の玄関で出入りして暮らしているのなら起こりうる話です。要するに、親世帯の住人が子世帯にズカズカ入り込むこと。いくら親子とはいえ、考え方は違うものですから、玄関を分けて暮らしている以上、ある程度は節度を守るべきです。これでは二世帯住宅ではなく親子同居になってしまいます。たしかに、親は子にいろんなことを教えたい気持ちも分からないではありません。ですが、それも度が過ぎると「余計なお世話」と言ってかえって逆に煙たがられます。同じ建屋でも、家は別々。その認識を持たないと、「二世帯住宅」が「同居住宅」になってしまい、せっかくの言葉の意味を成さなくなってしまいます。

SNSでもご購読できます。