いい家の条件「住宅ローン」

いい家を作るための条件の一つとして非常に重要なのが「住宅ローン」の問題です。
注文住宅を作るとすれば建売よりもお金がかかることが多く、こだわりを持った新築として設計するとなればやはりかなりの金額が必要になります。
もし数千万円などの費用をぽんと支払えるくらいの大金持ちであればここは気にしなくて良いのですが、現代日本ではそうした人は非常に少ない物です。
よって新築で注文住宅を建てるとすればやはり住宅ローンを借りる必要が出てくることが多いです。
では住宅ローンを考える上でどういった点に目をやればよいのかというと、最も注意しなくてはならないのは融資実行のタイミングです。
融資実行とは事前に契約した住宅ローンの条件でお金が手渡されることを示す用語であり、この融資実行が遅れると住宅の代金を支払うことが出来ずにトラブルが起きてしまうことがあります。
この住宅代金の支払いは残金決済と呼ばれる手続きなのですが、この残金決済のタイミングと融資実行のタイミングが揃うことが最低条件です。
次にチェックするポイントになるのは手数料や保証料の存在です。
まず手数料については住宅ローンの借り入れそのものの手続きのために金融機関に対して支払うもので、おおよそ定額タイプか定率タイプの二種類があります。
定額タイプの場合は3~10万円ほどが相場、定率タイプは融資額の1~2%であり、ほとんどの場合は定額タイプの方が安く上がります。
ただ定率タイプの場合は金利面での優遇措置が得られることが多いため、総合的に判断して決めるようにしてください。
保証料は万が一ローンの返済が出来なくなってしまった場合に備えての補償会社に支払う手数料で、これは保証会社によって仕組みが違うために何とも言えない部分があります。
ただこれも事前に決まった額を支払うタイプと、ローン金利に保証料分を乗せる定額タイプと定率タイプがありますから、ここも金融機関とよく相談して決めるようにしてください。
あとは30年など長期にわたる返済中にどういったサービスが得られるのかもチェックして、今後のライフプランを考えながら金融機関選びをするようにしましょう。

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